第1章 Vine Linux開発への参加形態

目次

1.1. パッケージのテスト
1.2. パッケージの作成・更新
1.3. ドキュメントの作成・更新・査読
1.4. パッケージの翻訳
1.5. セキュリティー情報の収集・対応

この章では、Vine Linux開発への参加形態について説明します。とりあえず、興味のない参加形態については、読み飛ばしても差し支えありません。

今後、開発を進めるに従って他の開発者とも関わりを持つことになるでしょう。その際に相手がどのような事をしているのか知っていると話が通じやすくなる場合もあります。読み飛ばした参加形態については、Vine Linux開発の雰囲気になれて余裕が出てきた頃に読んでみると良いでしょう。

1.1. パッケージのテスト

Vine Linuxでは、各種アプリケーションをRPMパッケージ(以降、パッケージと呼ぶ)として提供しています。これらパッケージをテストし、バグトラッキングシステム(以降、BTSと呼ぶ)を利用して問題を報告する事でVine Linuxの品質向上に貢献します。

パッケージのテストでは、インストールの可否やアプリケーションの起動の可否はもちろんのこと、一通りアプリケーションの機能を試して問題がないか確認します。一つの機能に対して複数の実行方法[1]が用意されている場合は、全ての実行方法を試してください。テストするパッケージがライブラリのように直接実行する事ができないパッケージについては、そのパッケージを必要とするアプリケーションをテストします。

テストの結果、予期しない動作(バグ)を発見した場合は、その動作を再現できるか確かめた上、Vine Linux BTSで新規レポートを作成します。

[注記] 新規レポートを投稿する場合はユーザ名とパスワードが必要です

スパム防止のため、新規レポートを投稿する場合はゲストユーザであってもユーザ名とパスワードによる認証が必要となっています。

ゲストユーザとして投稿する場合は、ユーザ名にguest、パスワードにvinelinuxと入力して認証してください。

後述する「開発者アカウントの発行」でアカウントを登録した場合は、ログインにアクセスし、登録したユーザ名とパスワードで認証してください。

新規レポート作成にあたっては、パッケージ作成者がバグを確実に再現できる様、できるだけ詳細に記述してください。

なお、正式なパッケージとして登録する前にパッケージ作成者以外にテストを行ってもらうパッケージを登録するリポジトリが用意されています。リリース済みVine Linux用のproposed-updatesや開発版VineSeed用のtestです。これらのリポジトリにパッケージが登録された場合、「開発者用メーリングリストへの参加方法」で紹介するメーリングリストに投稿されますのでテストへの協力をお願いします。

パッケージのテストに参加したい場合は、2章Vine Linuxの開発に参加するには「更新パッケージの提供期間」及び「パッケージが属するカテゴリについて」を読んでおいてください。



[1] メニューから実行する場合とショートカットキーにより実行する場合など